2021年07月

前回、基準電圧コンデンサ(8本)の換装を行いましたが。
今回、その他のコンデンサ(24本)の換装を行いました。
無事に動作しています。ε-(´∀`*)ホッ

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先日SDA-2という、AK4497チップ搭載のDACの基準電圧コンデンサの換装を行いました。
動作は問題ありません。

ということであれば、次は、AK4499チップ搭載のDACがどうなるか、知りたいですよね?

そこで、手持ちのDACの換装をしてみました。

DAC-A22の内部です。

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SDA-2の時と同様ですが、本数が違い8本あります。

このDAC、よく考えられた配置です。

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でも、固体電解コンデンサが一つもない...?

今どきのDACなのに?

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...いや、1個ありました。w

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さて、基板の裏側に入ります。

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今回換装予定のコンデンサ。

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そして、特殊アイテム召喚。(๑•̀ㅂ•́)و✧

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除去完了。

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新コンデンサ装着。

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組み戻し。
見た目は変わりませんが、スリットからみえるコンデンサの色が違います。

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そして音出し...
無事に音が出ました。(ホッ...)

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改造するときって、文鎮化や発火のリスクがありますよね。
慎重になってなりすぎることはありません。

しかし、基準コンデンサの換装ができるのなら...

...全部換装したくなりますよね?(続く)

 

旭化成のAKチップ採用のDAC、自分の手持ちクロック45MHzで動作してくれるので愛用しています。
基板パターンを見ていると、DACチップ近傍に大きなコンデンサが配置されています。
これは一体なんだろう?
データシートを確認すると、DAC動作のための基準電圧5Vを安定化させるためのもののようです。

VREF

5Vの安定度を維持するために、大容量電解とセラコンが抱き合わせにされているようです。
それだけ、この基準電圧の安定度が大事なのでしょう。

しかし、電圧安定度、リプル除去能力からいえば、通常の大容量電解よりも固体電解コンデンサのほうが能力が高いのは常識です。
これ、OSコンに換装したらどうなるだろう?

ということで、やってみました。

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これが、換装したいコンデンサ。2200μFの電解コンデンサです。

取り外すためには、基板の裏に入る必要があります。

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これが基盤の裏側。目的のコンデンサはC18とC86です。

そこで、特殊アイテムを召喚します。

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専用の工具というのは、とても大切です。_φ(・_・

そして...

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コンデンサ取り外し。

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目的のコンデンサに換装。

固体電解コンデンサのラインナップ上、いくつか選択肢があったのですが、結局これにしました。
基準電圧は電圧は5V。以前読んだコンデンサのパンフレットには、連続印加する場合は定格の3分の2以下とするのが望ましい、とありました。1500μF 6.3V、1000μF 10V、どちらを選ぶか、ですが、このコンデンサ容量が大きいほど、低域の歪みが少なくなるようです。音質重視の換装ですので(自己責任で)1500μFを選択しました。(๑•̀ㅂ•́)و✧

さて、組み戻して試聴です。

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このSDA-2は以前の改造で外部クロック仕様に変更しています。
上に乗っているのは外部クロック。

で、無事に音が出ました。(良かった)

システム全景。

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個体電解コンデンサのエージングは200時間程度必要とのこと。
今後の変化が楽しみです。

4497で問題なければ、4499でもやってみたいですよね。(つづく...) 

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